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技術者のビタミン・ニ週1冊「マネジャーが考えるべき1つのこと」( Vol.49) プリント
2008/12/01 月曜日 09:53:52 JST
「最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと」
(マーカス・バッキンガム/日本経済新聞社)


マネジャーとして、成果を出すにはやるべきことが沢山ある。
例えば、目標作り、経営資源の配分、VIP顧客の訪問、など。
しかし、優れたマネジャーがやらねばならないたった1つのことは部下の才能を業績に結び付ける一番の方法を見つけ出すこと。
同様に、リーダーとして、組織を導くにはやるべきことが沢山ある。
例えば、経営ビジョン作成、事業ドメインの定義など。
しかし、優れたリーダーがやらねばならないたった1つのことはよりよい未来に向けて人々に明確な方向性を示すこと。
要は、マネジャーは部下1人1人の個性に注目し、それぞれの個性を生かせるように、彼らに役割と責任を与える。
リーダーは部下の共通する不安に注目し、どこに向かうのかを明確にし、皆が未来への不安を取り除く。

本書を読んで、感銘した言葉をいくつか紹介します。
  • 優れたマネジャーが最初に考えるのは、
    常に部下1人1人に関わること、その部下の成功を助けるために何ができるかということだ。
  • 優れたマネジャーの4つの基本スキル:
    よい人選をする、期待する内容を明確に示す、よい仕事を認めて褒める、気遣いを示す。
  • 優れたマネジャーの核となる才能が、他の人を成功させるためにサポートしたいという本能だとすれば、
    優れたリーダーシップを支える才能は、楽観主義と責任を引き受ける自我である。
  • リーダーの反対語は従う者ではない。悲観主義者だ。
    有能なリーダーであるためには、間違いなく非現実的で不合理なほどに楽観的でなければならない。これは生まれつきのものである。
  • 私が言いたいのは、リーダーは未来に惹かれるということだ。
    リーダーは変化を待ちかね、進歩を待ちわび、現状に強い不満を抱いてこそ、初めてリーダーなのだ。
  • リーダーは控えめな目標など設定しない。
    控えめな夢など抱かない。己の能力を評価するときにも控えめにならない。
  • どこに行くかという問いの正しい答えなどない。
    明確な答えが必要なだけだ。
yan.jpg筆者プロフィール
 氏名: 楊 仲慶(ヤン ツォンチン)
 生年月日: 1962年6月1日
 出 身 地: 中国浙江省



略歴:
 1983年7月: 中国浙江大学電気工学部 卒業
 1990年9月: 東京工業大学電気電子工学科博士を取得
 1990年10月: 東洋電機製造(株)技術研究所入社
 1994年1月: 東洋電機製造(株)退社
 1993年7月: マイウェイ技研(株)設立
 1999年11月: 西安交通大学 特聘 教授

 
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