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テクニカルショウ2012(第2回)-出展者紹介:日本ペイントレスデントリペア技術者協会 プリント

車体のヘコミを無塗装で直す!
協会設立で技術者をバックアップ


隣の自動車のドアにぶつけられ、駐車場でボディにエクボのようなヘコミをつけてしまったり、あるいは誤ってガードレールと接触し、塗装こそ剥げないもののリアの一部を凹ましたりしたことはないだろうか。
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こんなとき、自動車整備工場に持ち込んで、修理を依頼すると結構な出費になるものだ。なぜなら修理で行う板金作業は、凹んだ部分を叩き出してパテで埋めて成形し、さらにその上から再塗装するからだ。
もし凹んだ部分だけ裏から押し戻して元通りになるなら、出費も抑えられ、再塗装しないので変色もない。
じつは、こうしたパテ盛りや塗装を伴わない修理方法がある。“ペイントレス・デントリペア”と呼ばれるもので、文字どおりペイントレス(無塗装)で直すことができる。わずかな工具で手品のように手際よく直す、まさに職人技とも言える技術だ。もともと欧州生まれの技術で、米国で修理ビジネスとして集大成した歴史を持つ。日本でもこれまで一千人程度がペイントレス・デントリペアを習得して開業しているという。
ただ、一般にあまり知られていないことと、技術者同士に横のつながりがほとんどないのが現状で、テクニックも大半は共通しているものの、あとは我流で行なわれることも多い。また、大半が個人事業主のため営業面に弱く、仕事量に安定さを欠く悩みも抱えている。実際、技術者の多くは専用の作業所などを持たず、顧客のところに出張修理を行なっているという。

■営業から保険まで支援
こうした現状を打破しようと、技術者の支援と技術の底上げを目的に2010年8月、日本ペイントレスデントリペア技術者協会(横浜市金沢区福浦)が設立された。発起人で代表を務める門田佳弘氏は「まず、ペイントレス・デントリペアという素晴らしい技術があることを広く知ってもらいたい。そして各種の支援策と会員相互の情報交流で技術者の結束を図りたい」と語る。
同氏も米国仕込みの腕を持つ日本の草分け的存在のひとり。デントリペアでは世界最大の米国デントウィザード社に単身で乗り込み、のちに初めて同社公認講師として認定されている。現在はデ社のアジア圏総責任者も兼ねる。
同協会が掲げる主な事業は①スクールの開催、②会員の事業に対する調査研究、③専用の生保・損保の取り扱い、④米国の同業者協会との交流、⑤協同宣伝、⑥関連工具類の斡旋など。これらの事業でビジネスを広げる手助けをするとともに、もしもの時にも対応する。
さらに、会員への仕事の紹介も検討する。大型量販店や中古車のオークション会場と協会が契約して会員に仕事を紹介し、ばらつきのある仕事量を安定化させたいという。「近い将来は会員を派遣させられるようにしたい」とする。

■産学連携で“力”伝えるセミナーも
注目されるのが産学連携によるスクールの検討だ。ボディの凹み部分を裏側から押し出す作業は、微妙な力加減にポイントがある。実際に参加し目の前で体験できればいいが、遠隔地だとスクールに通うのも大変だ。そこで慶應義塾大学と共同でセンサーとITを使った疑似体験装置の開発を進める。
加える力をまったく同じように再現して伝えられれば、場所を選ばずスクールを開校できる。
テクニカルショウ2012では、ペイントレス・デントリペア技術を来場者に広く紹介する予定だ。

社団法人日本ペイントレスデントリペア技術者協会 http://www.pdrta.net/



 
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