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テクニカルショウ2012(第6回)-産学連携コーナー・大学紹介③ プリント
2012/02/20 月曜日 23:54:04 JST

テクニカルショウ2012(第6回)-産学連携コーナー・大学紹介③

産学連携で各大学が求めたのは企業との共同研究や受託研究。多くの研究シーズが来場者に注目された。また東日本大震災後の展示会となったため、震災の被害を最小限にとどめる減災についての研究も紹介された。

■岩手大学 地域連携推進センター

ロボット工学の医療分野への展開として、マスタースレーブ型リハビリテーションシステムを紹介しショートプレゼンも行った。この装置は圧搾空気などの動力を必要とせず、構造も簡単なため従来のシステムよりコストが大幅に抑えられるメリットがある。一方、食品では山菜などさまざまな地域資源から取り出した薬理活性物質を利用し、健康補助食品やサプリなどへの応用も提案した。また、東日本大震災の教訓を活かして新たな緊急地震速報および避難誘導システムの取り組み事例も紹介した。

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■高知大学

産学連携の事例として「南海地震対策技術の産学官共同開発」を紹介。高知県の喫緊の課題である南海地震対策を推進するため、地元高知県にある機械メーカーの技研製作所との産官学連携により①鋼矢板芯壁堤施工新技術、②護岸健全度評価システムおよび津波による被害応急対策技術の開発を進めている。パネルなどで内容を展示説明した。

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■鹿児島大学
産官学連携推進機構

食と環境を中心に研究シーズを紹介。食では、①「機能水を利用した環境改善と食品衛生管理手法開発」として、食品製造で必要な衛生管理と廃棄物処理に機能水を用い、薬品使用量を減少させる研究。②「近赤外分光法による食の品質・危害の迅速測定」として食品などの化学成分を非破壊で測定できる技術開発。③「サツマイモでんぷん粉の高機能化と用途開発」④魚介類の価値を高める品質維持・高品質化の技術研究」などを紹介した。

また環境では、これまでにない環境汚染物質影響評価法として⑤「魚類へのメタボロミクスの適用と新たな影響評価法の開発」などパネル展示した。

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■神奈川工科大学

①妊婦体験システム、②鉛直円筒可視化風洞、③太陽エネルギーシステム研究開発センターの研究成果を紹介した。妊婦体験システムは胎動呈示が可能で、試着による妊婦の疑似体験もおこなった。鉛直円筒可視化風洞は気流に関する実用化段階の技術で、分煙システムでは従来にない増速流を形作ることでより分煙効果を高めた。分煙システムを組み込んだユニットハウスを同大学内に設置して実証実験も行っており、実用化に向けたビジネスパートナーを求めている。

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