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組込み総合技術展(ET2007)レポート プリント
    東北6県、IT産業振興に協同展示
  人手不足に技術者育成パビリオンも登場


 組込み総合技術展(ET2007)が11月14~16日の3日間、パシフィコ横浜において開催された。今年で21回目を迎える同展は、出展社数が過去最大の445社・団体となり、会期中に2万6643人(主催者発表)が訪れた。
 今年の特徴は、業界の技術者不足を背景に、技術者育成・教育支援パビリオンが新たに設置されたこと、またIT産業の誘致・振興を狙う市や県がこぞって出展したことにある。なかでも東北6県(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)は、経済産業省の支援を受け、協同で「TOHOKUものづくりコリドー」を出展し、東北のIT関連企業17社・団体の展示を行った。
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■沖縄、福岡、長野、新潟の各県も展示
 出展関係者は「各社とも企業規模が小さく、なかなか単独では出展できないが、こういう形でなら会社をアピールできる。この機会に少しでも商談に結び付けたい」と意欲を見せた。
 これ以外にも沖縄、福岡、長野、新潟などの各県が協同出展を行い、地場産業のひとつとしてIT産業の育成を図ろうとする姿勢をみせた。ある出展者は「地元の大手企業は生産コストの安い中国などに生産拠点を移しつつあり、産業の空洞化が進んでいる。地域が活力を失わないためにも、組込みソフトなどのIT産業を振興したい」と語った。

■「もっと集客力に力をいれて」との声も
 一方、横浜市からは55社(団体(大学)が出展した。このうち「横浜パビリオン」には、アーズ㈱、㈱エッチ・ディー・ラボ、(株)NTマイクロシステムズ、(株)ケーアイテクノロジー、TNIジャポン(株)、テンシリカ(株)、東京工業大学(像情報工学研究施設 熊澤研究室)、(株)ドラゴンテック、(株)ノナシステム、(株)モバイルコンピューティングテクノロジーズ、ユーフォニック・テクノロジー(株)、横浜システム工学院専門学校、横浜市、(財)横浜企業経営支援財団の14社・団体(大学)が協同出展した。
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 このうち、センサ・マネジメントシステムを提案する、NTマイクロシステムズの野口智樹社長は「来場者の反応がよかった。今期の販売目標は達成できるのではないか」とし、また、シリアル通信のプロトコルスタックの提案を行ったノナシステムの笹本富士明部長は、「当社はきわめてニッチな分野を手がけているが、それでもわざわざ来場してくれる企業もいた」と手応えを語った。
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 パビリオンをまとめた横浜市では「市内企業に対するビジネスチャンスの提供もさることながら、会場に出展している各社とのネットワーク作りに寄与できれば幸い」としている。
 ただ、来場者数の出足が遅かったことから各ブースからは「主催者はもう少し集客に力を入れて欲しい」「来場者の足がもう少し止るようにして欲しい」などの意見も聞かれた。
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■展示会に就活学生を取り込めないか検討
 一方、主催者の組込みシステム技術協会は「ET2007は展示会のみならずカンファレンスが充実しているのが特徴のひとつ」とした。同協会では会議場が充実していることを理由に、2002年から展示会場をこれまでの東京ビックサイトからパシフィコ横浜に移した。今回も会期中は終日カンファレンスを組み、いずれも盛況だったという。
 展示会の今後の課題について、同協会の中村正規氏は「組込みソフトの業界は慢性的な人手不足に陥っている。今回は技術者育成のパビリオンを開設したが、これからは就職活動を控える理工系の学生をもっと呼び込めるようにしたい」と語った。

組込み総合技術展(ET2007) http://www.jasa.or.jp/et/index.html

 
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