横浜産業新聞
larger smaller reset larger
Home arrow 特集/レポート arrow レポート-女性起業家支援

注目記事

先進企業のCSR


広域産学連携


100年企業の条件


MH_cornor


SP_cornor

RSS配信

レポート-女性起業家支援 プリント
2011/06/01 水曜日 06:25:49 JST

会員制シェアオフィスでスタートアップ
女性起業家に「F-SUSよこはま」オープン

■起業の悩みを解決
女性起業家を支援しようと横浜企業経営支援財団は6月1日、会員制シェアオフィス『F-SUS(エフサス)よこはま』(中区太田町、横浜メディア・ビジネスセンター内)を開設した。自宅から仕事をスタートする女性起業家の場合、連絡先の住所をどうするのか、取引先との打ち合わせをどこですればいいのか、事業計画はどうなのか……など、さまざまな悩みある。F-SUSよこはまは、こうした女性の起業に必要な場所と専門の相談員を提供し事業をバックアップする。
    ts-110601-1.jpg

「自宅だと集中して仕事ができないし、打ち合わせスペースや住所表記の問題など、女性起業家特有の課題も多いと思う。そこで、本格的にビジネス拠点を構えるまでのスタートアップオフィスとして「F-SUSよこはま」を活用して欲しい」(女性起業支援チーム)。起業にともなう相談は資金計画から税務、労務、経理、営業まで女性中小企業診断士を中心とした5名のチームが相談を受け、必要なポイントをアドバイスする。

■わずか月額5000円
F-SUSよこはまの会員制シェアオフィス(約80㎡)は個別デスク2席、共有デスク8席、打ち合わせスペース4席。それに休憩スペースがある。設備はコピー、プリンター、個別メールボックス(24名分)が用意されノートパソコンを持ち込めば無線でインターネットも利用できる。

月額会費は5000円。利用時間は土、日、祝日、年末年始を除く9時から17時まで。スタートアップ支援なので利用期間は半年間だ。さらに準備が必要な場合は延長も可能だが、それも最長2年までとなっている。対象は①1年以内に市内で創業を予定している女性、②女性が代表者を務める創業5年未満の市内企業、③市内に在住し将来法人化を検討している個人事業主の女性のいずれか。なお、名刺などに住所表記はできるが法人登記はできない。

■オープン記念セミナーも開催
シェアオフィスのメリットのひとつに、さまざまな分野の女性起業家と情報交換できることがある。「ひとりだと情報も偏りがちで、経営上の悩みも増える。しかし異業種間で交流すると、これまで気づかなかったことや思わぬアイデアを手に入れられる」とする。また支援策の一環としてセミナーも開く。ひとつは女性起業家向けのスタートアップセミナーを毎月1回。経営の基礎を学べる女性経営塾を3回1コースとして年間3クール実施する。このほかにも起業チャレンジセミナーなども単発で行っている。

ちなみに、 6月20日(月)には林文子市長を招きF-SUSよこはまのオープン記念セミナーを開く。基調講演は家事をビジネス発展させた家事塾の辰巳渚代表の「女性というパーソナリティをビジネスに活かそう!」。
また市内の女性起業家としてWeb制作の明日の株式会社代表の村尾周三江氏と、Caf? Ricoオーナーの重野佐知子氏も紹介する。/
交流会では事業のアイデアや製品なども展示される予定。
              (取材2011年5月27日)

F-SUS(エフサス)よこはま:http://www.danzenyokohama.jp/woman/
F-SUSよこはまのオープン記念セミナー:http://www.danzenyokohama.jp/woman/

 
< 前へ   次へ >

支援企業・団体

連載/コラム

広告主募集

 
ホーム  |  スタッフ募集
Copyright 2004-2007 横浜産業新聞 - 横浜における情報産業の情報発信「ハマビズ」 - All rights reserved.
横浜産業新聞に掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
著作権は横浜産業新聞またはその情報提供者に属します。