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今年も開催「みなとみらいスマートフェスティバル」その経済効果は?

今年も開催「みなとみらいスマートフェスティバル」その経済効果は?7月31日に横浜市のみなとみらいで開催された花火大会は、地元企業などが主体となった実行委員会によって、3年ぶりに開催された去年に続き今年も開催されました。  約2万発の花火が打ち上げられ、地元の飲食店やホテルなどに経済効果をもたらしました。  横浜市は、みなとみらい21地区の開発や事業活動がもたらす経済波及効果の推計を発表しており、2020年度には約2兆円の経済効果があったとされています。  世界的に有名な花火大会としては、シドニーの「ニューイヤーズ・イブ・ファイアーワークス」、モントリオールの「ラ・ロンドンド」、バルセロナの「マジカ・デ・ラ・メルセ」、ニューヨークの「マンハッタン・ファイアーワークス」などがあります。  これらの花火大会は、多くの観光客を集め、地元経済に大きな経済効果をもたらしています。
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お知らせ 再発刊に向けて準備中 大変ご迷惑をお掛け致しておりますがもう少しお待ちいただきます様宜しくお願い申し上げます。                                                                                                                           2023・1・1 横浜産業新聞編集部
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    レポート-IDECの技術相談事業① プリント
    2011/04/14 木曜日 17:20:57 JST

    技術の"困ったな"を専門家が解決
    中小企業の製品開発を強力に支援

    横浜市の中小企業が単独で解決しにくい技術的な問題を専門家が無料でアドバイスし、新製品開発に弾みをつける。横浜企業経営支援財団(IDEC)の技術相談事業は、市内企業に多くの新製品を産み出した。同事業の前年度の成功事例と今年度の計画を2回に分けてレポートする。
    ■高輝度LEDで新表示板
    2011テクニカルショウで話題となったのが、ミドリデンコーの「レミライト」とナセ工企の「スパイクボンドアンカー」の新製品。ともに、これまでの技術相談事業から成果としてまとまった。ミドリデンコーは制御盤や発光表示板の設計、製作などを手掛ける従業員10名の企業で、LEDを光源とした立体的照明反射表示板を製品化した。
    レミライトは、透明アクリル板に彫刻した文字や絵柄などに色素混合樹脂を充填し、アクリル板側面から高輝度LEDを照射し、色素樹脂の反射光を利用して立体的かつ鮮明に文字などを表示することができる。特徴は見やすく目をひく表示板になることで、高輝度LEDを使用するため消費電力を低減し、ランニングコストの削減も図れる。充電すれば持運びが可能である。
    同社はこれまで新しい表示板のアイデアを温めていたが、製品に高輝度LEDを使用するための光学、電気、電子回路に関する知識が十分ではなかった。そこでIDECの技術相談事業を利用し、この分野の専門家から製品化までのアドバイスを受け、実用新案登録と特許出願まで行った。
    レミライトはすでに商店、工場、交通標識、大学病院など約200カ所に設置されている。
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    ■コンクリートに金属を固定
    ナセ工企は土木建築設計事務所で、大型映像装置や照明鉄塔のデザイン・構造設計などを行っている従業員3名の会社。新製品のスパイクボンドアンカーは、コンクリートに工作物を設置するさいのアンカーボルトで、屋上の防水層を破らずに取りつけることができる。たとえば、既設のビルの屋上に太陽光発電パネルの取りつけるさい、パネル架台を設置するコンクリート基礎を打設しないため、コストを大幅に削減できる。
    同社は長年培ってきた設計業務から新製品開発を発案したが、製品化にあたっては金属やコンクリートなどに専門分野の知識が必要だった。そこでIDECの技術相談事業を利用し、アンカーを埋め込むためのコンクリートの切削方法や、固定するときのコンクリートとの結合性、また金具の表面処理方法などを相談した。同製品は栃木県総合文化センターの屋上ソーラー発電装置の基礎などとして施工された。
        ts-110414-2.jpg

    ■10の分野で技術相談を受ける
    このほかにも技術相談事業には多くの成功事例があり、市内企業の技術的な支援を行っている。現在、技術相談は中小企業を対象とし、次の10の分野を用意している。
    ①機械加工、②電気電子、③金属材料、④生産管理、⑤バイオ・食品、⑥機械設計、⑦計測制御技術、⑧化学・樹脂、⑨情報技術、⑩環境技術・省エネルギー。
    相談回数は1社5回まで、ただし⑩は①~⑨とは別枠で相談が可能である。
    限られた回数しか相談できないため、これを有効活用するには事前に提出する「技術相談票」に問題点をより具体的に記入していることだ。これまでの成功事例をみると各社とも相談にあたり技術課題をより具体的に洗い出している。技術アドバイザーも「技術課題を漠然と捉えるのではなく、具体的に考えたほうが核心を突いたアドバイスができ、成果がいっそう出やすくなる」(テクニカル・アソシエイト栗原雄毅氏)と語る。
    製品開発なら特許出願に至るまでアドバイスし、生産の合理化や事業の省エネ化も専門家が適切に応えてくれる。市内の中小企業は一度利用してみるといいだろう。

    関連記事:http://www.hamabiz.jp/content/view/2047/32/
    株式会社ミドリデンコ―のレミライト:http://www.navida.ne.jp/snavi/4003_2.html
    有限会社ナセ工企:http://www.nasekouki.co.jp
    横浜企業経営支援財団の技術相談事業:http://www.idec.or.jp/gijutsu/

     
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