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新横浜つながりの元気企業(2)-富士通マイクロソリューションズ プリント
  藤田鋼一社長インタビュー  ~新横浜だからこそすべてがかなう~

■密集しているから何かが生まれる

「新横浜でビジネスをすると、IT企業は大きなチャンスを手に入れることができる」そう語るのは富士通マイクロソリューションズの藤田鋼一社長だ。
同社はシステムLSIの開発から、そのLSIを搭載した装置のシステムの開発まで幅広く手がける設立4年目の富士通の関連会社だ。
fujita.jpg  藤田氏がなにより新横浜に魅力を感じるのは、IT関連企業が駅周辺に密集していること。たとえば、同じ街区に同業社が何社もあると、街を歩いていて知り合いの企業と偶然出会うことも珍しくはない。こんな時「電話やメールで連絡するほどもないちょっとした相談や約束など、気軽なコミュニケーションをとることができるのは大きなメリットだ」(同)という。
さらに、新横浜には世界的なIT企業からベンチャー企業まで規模の大小を問わず集まっていることも魅力を倍増させている。これにより街に活気が生まれ、また常に刺激的な話題に触れることができるからだ。これは、さまざまな技術が互いに融合しながら新しい技術を生み出していくIT産業には不可欠や要素で、それが企業間の連携をはじめとしたビジネスチャンスに発展することも多いようだ。

■シニアエンジニアの人材バンクを 
これは技術者にも当てはまりそうだ。藤田氏はこう語る。
「 技術は成果物だけでは表現しきれない。そこには必ずと言っていいほど次に発展するものが含まれている。だから技術者が新たなテーマを求めて会社を移れば、そこにはまったく新しい技術が誕生する可能性がある。そうすれば新横浜に非常に競争力のあるIT産業を作り出せる」
たしかにIPの流通を含めて、このようなビジネス環境は新横浜にしかない。東京にもIT企業は多いがそれは都内全域に分散しており、また関西圏や九州にも同様のエリアがあるが、残念ながら全国から人が集まりにくいというハンデがある。
さらに、同氏は新横浜のポテンシャルを上げるためいくつかの提言をするが、なかで市への期待は大きい。
たとえば、シニアエンジニアの人材バンクがある。これは「専門的な技術を埋もれさせないため、定年を迎えたIT関連のエンジニアを登録する人材バンクを市が始めたらどうか」というアイデアだ。これを作れば市内だけでなく全国からも優秀な人材を新横浜に集められる。

■学生のインターンを受け入れる 
また、理工系の大学生向けにはインターンシップ制度はどうかと提案する。「新横浜のIT企業が大学生を受け入れ、実際の仕事を経験してもらえば自分の勉強がどのように仕事に役立つのかがわかる。それは優秀な技術者の育成にもつながる」という。
ちなみに、この人材育成は社会的貢献のひとつとして、同社でもすでに取り組んでいる。一例をあげるなら理工系の大学で出張講座を開き、社員が無償でITやLSI関連技術の講義をしている。
「学生の理工系離れが言われて久しいが、若い人にもっと物理や科学が面白いことを伝えたい。今は大学生が対象だが、これを高校生や中学生まで広められればいい」と意欲をみせる。

■チェロの演奏歴は40年
藤田氏の趣味はクラシック音楽とオーディオだ。このうちオーディオは自分で半田ごてを握って真空管アンプを組み立てるほどの凝りよう。
「現代の先端テクノロジーの視点から真空管アンプを見ると、そこにはこれまで見過ごしてきた新しい価値を発見できる」(同)とその楽しみを語る。
一方、クラシックは自身で楽器も演奏する。チェロの演奏歴は40年。最近では新横浜の労災病院で開催されたクリスマスコンサートでその腕前を披露している。さらにクラシックコンサートには年20~30回足を運び、CDは年間100枚以上も買っているという。
クラシックならなんでも聴く」そうだが、特に好きな分野は14~16世紀のルネサンス時代の音楽だ。「このころの音楽はシンプルだがバロックや古典派・ロマン派の音楽に劣らない深みがある」と絶賛する。
ところで、藤田氏はかなりの読書家でもある。なかでも論語の大ファン。好きな言葉には「故きをたずねて新しきを知る、もって師たるべし(温故知新)」がある。これはまさに同氏の趣味を言い当てている もうひとつ。「これを知る者はこれを好む者に如かず、これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」も座右の銘にしているが、ここからは「趣味を楽しむように仕事も楽しんでやりたい」という藤田流の経営哲学が浮かび上がってきそうである。

藤田鋼一(ふじた・こういち)
1949年生まれ
富士通マイクロソリューションズ㈱
最先端半導体テクノロジーをベースとして、システムLSIの開発からLSIを搭載したシステム開発まで幅広い設計および開発
売り上げ:72億円(2007年度見込み)
本社:〒222-0033 横浜市港北区新横浜2-3-9(新横浜金子ビル)
Tel:045-470-1210  Fax: 045-470-1206
http://edevice.fujitsu.com/fmsl/
 
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