技術者のビタミン・二週一冊「1分間意思決定」(Vol17) |
2007/08/16 木曜日 11:31:50 JST | |
筆者プロフィール 氏名: 楊 仲慶(ヤン ツォンチン) 生年月日: 1962年6月1日 出 身 地: 中国浙江省 略歴: 1983年7月: 中国浙江大学電気工学部 卒業 1990年9月: 東京工業大学電気電子工学科博士を取得 1990年10月: 東洋電機製造(株)技術研究所入社 1994年1月: 東洋電機製造(株)退社 1993年7月: マイウェイ技研(株)設立 1999年11月: 西安交通大学 特聘 教授 「技術者のビタミン・二週一冊」について 誰もが自分自身を成功させたいと思うはずです。そのために、重要なことは自分のレベルをあげることです。手軽く効果的な方法は、読書です。 【技術者のビタミン・二週一冊】は、技術者にとって読んだ方が良い本を私なりに選び、自分の体験と重ねながら紹介します。 本ビタミンと共に、是非ご一緒に読んでほしいです。 (本連載は筆者が発行するメルマガより筆者の許可を得て転載しています。) 「1分間意思決定」(スペンサー・ジョンソン/ダイヤモンド社) 「人生は決断の連続だ」と言っても過言ではありません。 「今日はどんな服を着るか」、「ランチは何にするか」と言った些細なことから「この人を一生の伴侶としてよいか」、「この仕事に人生をかけようか」と言った重いテーマまで、様々な決断が自分に迫られます。 皆さんはどのように、決断を下していますか? 私は次のことを心がけています。 1.日常些細なことは、1分間以内に決断する。 例えば、レストランでランチする場合は、座ったらすぐに手を上げる。 ウェートレスが席に来るまでに、決断する。 2.限られた時間内に、より多くの情報・関係者の意見を聴く。 「衆知を集めて、責任者が決断する」というのが私の基本経営手法。 3.どうしても迷う場合は、自分の良心に従う。 本書を読んで、感銘した言葉をいくつかご紹介します。 ・世界は目まぐるしく変化していて、的確な決断をより早く下す必要がある。 ・とりあえず決断する。それから自分の頭と心に聞いてみる。 頭の(実際的な)問いでは、本当に必要なことに応えているか、 選択肢がわかっているか、考えて抜いているか? 心の(内面的な)問いでは、自分が正直になっているか、 直感を信じているか、自分の価値を信じているか、です。 ・早く真実を知ること。そうすれば、判断も早くできる。 真実を掴むには、自尊心を捨てて、他の人に気づいたことを教えてもらう。 ・誠実さと直感力、洞察力を持った人は的確な判断ができる。 ・こう自問してみるとよい。 「ただ自分が望んでいることなのか、それとも本当に必要なことなのか。」 例えば、誰もが立派な家をほしがるが、必要なのは愛に満ちた家庭だ。 必要なことだけを追求すれば、的確な決断をより早く下すことができる。 ・望んでいることを知るには、「自分は今何をしたいか」と自問し、 必要なことを知るには、「何をなすべきか」と自問すること。 ・本当に成功する人は、まず大第一に必要なことを追求するものだ。 必要なことをやる。それから望むことができるのだ。 |