目指せ!横浜ビジネスグランプリ(第7回:今回の特徴?
2008/10/06 月曜日 09:57:29 JST
応募しやすく、ビジネスチャンスも増す
地域応援団が全国の起業家を支援
  
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■エントリーシートは再提出ができる
2009年横浜ビジネスグランプリがスタートした。今回は起業を志す人がより応募しやすく、またセミファイナリストになるためのチャンスが増えたという。主催者の横浜企業経営支援財団(IDEC)に2009の横浜ビジネスグランプリの特徴についてうかがってみた。
「2009年は、まずエントリーシートが変わりました」とIDECの加藤盛司氏は説明する。これまでは初めから詳細なプランを提出しなければならなかったが、今回は最初にA4のエントリーシート1枚に事業プランをまとめるだけ応募できる。しかも、提出するエントリーシートの内容は締め切り前なら何度でも書き直して再提出することができるのだ。

■時間があるぶんじっくり考えられる

つまり、応募してからもビジネスプランをより詳細な計画に詰められるのである。これまでは一次選考から提出する書類が多く、ともすればビジネスプランをきっちり完成させたうえでないと応募に踏み切れなかった。しかし、事業計画というのは具体的に考えれば考えるほど、形が変わってくることが多い。エントリーシートを応募の締切日までに何度でも書き直せるなら、時間があるぶんよく考え、さらに自信のあるプランに仕上げることができる。より詳細な事業計画は二次選考で提出する。

■セミファイナリストは前回より増える
もうひとつの特徴はセミファイナリストに選ばれる人たちが昨年より多くなることだ。2008年は応募総数118名に対してセミファイナリストは14名だった。しかし、今回は応募者総数の増加が見込まれることから、セミファイナリストの人数も増やす予定なのだ。「優れたビジネスプランには積極的に応えたい」(IDEC、小田部耕一氏)としており、これにより二次選考を通過するチャンスも増えそうだ。
また、セミファイナリストになると、グランプリの当日に会場内でパネルなどを使ったビジネスプランの展示発表もできる。具体的な内容はまだ公表されていないが、起業を支援する審査員や関係者が集まる場所でPRできることは間違いなく、万一グランプリに出場できなくともビジネスチャンスはまだあるのである。
さらに「広報支援もより強化します」と加藤氏は語る。特にWebなどを活用したビジネスプランの紹介により力を入れるという。

■中国のビジネスプランも募集する
さらに今回の大きな特徴となっているのが「地域応援団」だ。これは北海道から鹿児島まで、全国の主要都道府県で起業家支援をしているNPO法人やコンサルタント企業、ベンチャーキャピタルなどを地域応援団と呼び、その力を借りようというのである。全国に支援者のネットワークを張ることでより広く応募者を募ろうというもので、この地域応援団のなかには海外に拠点を置く企業も含まれている。なかでも中国、上海には注目しており、アジアからも応募者を集めたいという。
「国内外を問わず、地域の垣根を超えたグランプリにしたい」とIDECではしており、2009年の横浜ビジネスグランプリはより広い地域から起業家が集まるコンペとなりそうだ。

横浜ビジネスグランプリ公式サイト:http://www.danzenyokohama.jp/ybg/top.html

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