組込み総合技術展2011(ET2011)④
2011/12/02 金曜日 21:17:37 JST

センサネットワークで生態計測
高精度モーター制御マイコン


組込み総合技術展2011(ET2011)」(11月16〜18日)の横浜パビリオンの最終回は、さまざま認識システムによるソリューションの開発や、通信と機能安全製品などを紹介する。アーズ、ティーティーテックジャパン、富士通マイクロソリューションズの3社。


■アーズ111202azm.jpg
アーズはセンサネットワークのパイオニア企業。自社製品の開発・販売を中心に組込開発・受託開発・コンサルなどの業務を行い、「センサと無線を組み合わせたシステムに高い技術力と長年の実績がある」とする。IAR社の正規代理店で製品開発・ものづくりのトータルソリューションの提供が可能。
今回の展示物はSub1GHz帯のRFモジュールをメインに、2.4GHz帯RFモジュール・開発環境や、生態センサ・GPSなどの無線アプリケーション製品、無線による生態計測などのアプリケーション事例などを紹介した。おもな展示製品は、Sub1GHz帯RFセンサモジュール「Capra (キャピラ) シリーズ」、2.4GHz帯無線センサモジュール「Ovis(オービス)シリーズ」、無線アプリケーション製品など。
アーズ㈱ http://www.arsjp.com/




■ティーティーテックジャパン111202ttcm.jpg
ティーティーテックジャパンは、航空、宇宙、自動車、建設機械などの分野に、通信と機能安全製品などを提供する。TTEthernetおよびTTP/Cは時刻同期型の通信方式を採用したTTTech独自で策定された高信頼性通信規格だが、その開発および評価用に、各種ソフトウェアツール、ハードウェアツール、ミドルウェアなどを準備している。
また、FlexRay/AUTOSARでは各種FlexRay開発用ソフトウェアツール、評価用ハードウェアツール、AUTOSAR対応スタンダードソフトウェアを用意している。
機能安全関連製品およびサービスは、ISO26262に準拠したModular Safetyプラットフォームを開発中。本モジュールを搭載することにより、ASIL DレベルECUの早期開発と認証作業に必要な工数の大幅削減を実現する。関連サービスとして、リスク・ハザード抽出、開発プロセスや認証に関するコンサルティングサービスなども行っている。
自動車/建設機械用汎用製品はEVや建設機械等の小口量産向けに各種製品を販売している。
一方、TTC50ファミリはEVや建設機械の制御ユニット用として使用可能な汎用電子ユニット。電子部品、コネクタ、ハウジング(アルミダイキャスト製)に至るまで全て車載水準で開発・量産されている。製品グループの中にはIEC61508認証済み製品(TTC90)もある。周辺機器は表示モニター、カメラ、スイッチなどの製品群がある。
ティーティーテックジャパン㈱ http://www.tttech.com/