神情協の技術セミナー ―スマートフォンの現状と今後スマホがメディアを再編するAndroidで日本発の新サービスを
2011/11/10 木曜日 12:20:16 JST


世界で爆発的に普及するスマートフォン。じつはこの機器は電話機能だけなく、パソコンよりもネットワークに接続するデバイスとして大きな力を持つ――。神奈川県情報サービス産業協会は10月18日、横浜情報文化センターで「Android(アンドロイド)の現状とスマートフォンの技術動向」をテーマに技術セミナーを開催した。講演者は日本アンドロイドの会の丸山不二夫会長。概要は次のとおり。
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■低価格化でケータイが普及
いま携帯電話は日常生活に欠かせない存在となっているが、その普及は21世紀に入ってからだ。それを可能としたのがハードウエアの高機能化と低価格化。40年ほど前に500万ドルした最先端の超大型コンピューターと同等の機能をいまや世界で60億人が手にしている。
世界のメディア普及率の7割は携帯電話。インターネットは約26%と3割にも満たない。その理由は携帯電話はいつでもどこでも1対1で話せるからだ。そして携帯電話とインターネットのギャップを埋めるのがスマートフォンとなるだろう。これからはパソコンよりも携帯電話からインターネットに接続するのが本流となる。これは21世紀初頭を特徴付ける目覚しい変化といえる。


■進むコモディティ化
一方、ハードウエアのコモディティ化を典型的に示しているのが、クラウドのエンジンとなるサーバーの大規模な集積だろう。たとえば、グーグルのクラウド・データセンターには、省電力化するためにコンピューターを格納したコンテナがずらりと並ぶ。これはコモディティ化でマシンは今後どんどん安くなるが、電気代は変わらないことを念頭に置いている。マイクロソフトには、数百万のオーダーのサーバーが集積する第4世代データセンターの構想もある。


■情報共有のインパクト
ネットワークに高機能なマシンを所有する個人が登場したことで、IT技術の「コンシューマ化」が進む。それはツイッターやフェイスブックの影響に見られるように、社会的な意識にも大きな変化をもたらすに違いない。そこで大きく浮かび上がってくるのがコミュニケーションと情報の共有志向の拡大だろう。コンシューマは個人であり企業でもある。情報の共有は、企業の意思決定に大きな影響力をもたらすだろう。
こうしたコンシューマ化を加速するためには、新しいインターフェースも必要だ。たとえば、タッチスクリーンなどの自然でわかりやすいGUIの進化、音声認識、自然言語の理解、画像認識・動作認識・個人同定などである。