先進企業のCSR(第40回)-㈱キクシマ |
2011/07/02 土曜日 15:21:03 JST | |
環境保護で地域の輪を広げたい
■エココロミ・プロジェクト
なかでも地域貢献は「会社の理念と姿勢を社員や顧客、そして地域社会に伝える大きな力を持っている」と考える。そこで総合建設業として技術のアピールに終始するだけでなく、「地域と密接にかかわることで、顧客と同じ方向を向く企業になりたい」とする。 おもな活動は①自然の恵みを地域で分かち合う「養蜂」、②生ごみを資源とするたい肥で野菜を栽培する「ヤサイクル」、③環境共生住宅の提案、などである。
■生ごみはたい肥にする
■ライフスタイルを提案 ところで、これらの活動のきっかけとなったのは、国の地域活性化事業だった。じつは、同氏が特別委員長を務める建設業協会は、2008年に商店街総連合会と市の3者で『地域活性化推進事業』を計画した。それが国交省の『建設業と地域の元気回復助成事業』に選ばれ、大倉山商店街とともに養蜂や空き店舗活用などを行ったのだ。これを自社の地域貢献活動にも活かせないかと考えたのが、そもそもの始まり。
「これからの住まいは、地域の環境の豊かさや住民同士のつながりを実感できることが大切」と注文住宅を手掛ける企業の視点もそこには生きる。環境保護を中心としたライフスタイルをビジネスでも地位貢献でも提案したいとし、今後も全社をあげて地域社会の共感を呼べる活動を続けたいという。
㈱キクシマhttp://www.kikushima.co.jp/ |