心のビタミン・一週一話「知るからできるへ」(Vol.36) |
2009/12/21 月曜日 10:05:05 JST | |
わが社では、階層別(新人、若手、中堅、ベテランなど)に毎年1回、1日か2日、研修を実施しています。 先週木曜日、わが社の中堅社員研修、フォロー会を実施しました。 中堅社員が研修参加後、その研修で学んだことを実践を通して身に付けるよう、毎月1回ずつ、計2回フォローするというものです。 さすが、中堅社員であって、皆さんはどうすれば、自分自身を成長させることができるか、よく理解できています。 ある人は、お客様に話す力、聞く力を「こうこうこうで」もっと付けたい。 ある人は、マネジメント力を、「こうこうこう」でづけていきたい。 数学や物理であれば、知識を習得すれば、すぐに応用できますが、こと、対人スキル・技能の場合、私に言わせれば、知ることとできることは、天と地の差があります。 スポーツがいい例です。 例えば、ボーリングの場合、「こうすれば、ストライクができる」とわかっていても、実際には、すぐにできるものではありません。 その差を埋めるには、「修行」しかないというのが私の持論です。 修行とは、日々意識して行動(練習)してみることです。 しかし、人間というものは、そうだと分かっていてもなかなか行動に踏み出さないものです。 そこで、わが社では、自分自身に「強制的に」やらせるために、研修参加後、自分が必ず行動する「誓い」を立てて、そして、フォローを実施しているのです。 結果として、少しずつできるようになると自信につながり、その繰り返しで、やがて無意識的にできるようになります。 毎年研修フォローを実施していますが、すぐに上達する人とそうでない人がいます。 その差は、その人の性格や価値観(物の見方・考え方)に大きく依存していることがわかります。 ですから、上司として、その人が何に向いているかを見極めることがとても重要です。 何でも「修行」すれば、必ず身に付くというものではないのです。 ---------------------------------------------------------------------- PR:当社はパワエレ技術者(幹部候補)を募集しております。 ---------------------------------------------------------------------- 筆者プロフィール 氏名: 楊 仲慶(ヤン ツォンチン) 生年月日: 1962年6月1日 出 身 地: 中国浙江省 略歴: 1983年7月: 中国浙江大学電気工学部 卒業 1990年9月: 東京工業大学電気電子工学科博士を取得 1990年10月: 東洋電機製造(株)技術研究所入社 1994年1月: 東洋電機製造(株)退社 1993年7月: マイウェイ技研株式会社設立 (現Mywayプラス株式会社) 1999年11月: 西安交通大学 特聘 教授 |