心のビタミン・一週一話「甘いと優しいの違い」( Vol.18) |
2009/08/17 月曜日 09:16:33 JST | |
この8月に、当社に星野という新しい役員が入りました。 さっそく、1泊2日という日程で役員研修を行いました。 同志として、会社を一緒に経営していくわけですから、互いの信頼関係が一番重要だからです。 研修の中で、社長である私の性格ややり方についても皆さんから、分析してもらいました。 経営者として、私が部下に対して、「甘い」という問題に気付きました。 これまで、自分は部下に対して、優しいと思ってきたし周りからそう言われて、うれしくなるものでした。 しかし、よくよく自分を見ると、優しいのではなく、甘いというものでした。 「優しさ」というコインがあるとすれば、その裏側は「厳しさ」なのです。 一方、「甘さ」というコインでは、その裏側は「冷酷」です。 部下が仕事で頑張っているから、少々規則を破っても厳しく言わなかったり、嫌われるから甘く放っておいてしまったりすることがよくありました。 これらが、まさしく優しさからではなく、甘さなのです。 本当に優しい上司は厳しい。そして、厳しいリーダーは一時期嫌われることがあっても、長期的には好かれているのです。 なぜなら、厳しいリーダーのほうが結果を出し、最終的には、みなを幸せにするからです。 結果が出なければ、結局、部下にムダな努力をさせることになり、やる気をなくしてしまいます。部下の実力も上がりません。 転勤や退職するときに「あのときは厳しいことを言われていやでしたが、いまは大変感謝しています」と、部下から言われるのが、上司にとってこれ以上の幸せがないでしょう。 厳しく言うには、勇気やエネルギーが要ります。 では、その勇気やエネルギーはどこから出てくるのでしょうか。 それは「信念」です。 これから、組織を強くして社会に貢献し、働く仲間を幸せにしようという信念をもって、部下に厳しい(=優しい)上司を目指します。 そして、自分の性格がすぐに変わるものではないので、役員同士がチームとして、会社を導いていきたいと考えています。 ---------------------------------------------------------------------- PR: 当社はEV用モータ制御技術者(幹部候補)を募集しております。 ---------------------------------------------------------------------- 筆者プロフィール 氏名: 楊 仲慶(ヤン ツォンチン) 生年月日: 1962年6月1日 出 身 地: 中国浙江省 略歴: 1983年7月: 中国浙江大学電気工学部 卒業 1990年9月: 東京工業大学電気電子工学科博士を取得 1990年10月: 東洋電機製造(株)技術研究所入社 1994年1月: 東洋電機製造(株)退社 1993年7月: マイウェイ技研株式会社設立 (現Mywayプラス株式会社) 1999年11月: 西安交通大学 特聘 教授 |