横浜産業新聞
larger smaller reset larger
Home arrow 特集/レポート arrow 組込み総合技術展2011(ET2011)横浜①  パビリオンに15社が出展 通信とエネルギーなどが続々

注目記事

先進企業のCSR


広域産学連携


100年企業の条件


MH_cornor


SP_cornor

RSS配信

組込み総合技術展2011(ET2011)横浜①  パビリオンに15社が出展 通信とエネルギーなどが続々 プリント
2011/11/26 土曜日 22:59:16 JST

11月16日〜18日の3日間、パシフィコ横浜で「組込み総合技術展2011(ET2011)」が開催され386社774小間が出展した。スマートフォンやスマートグリッドなど通信とエネルギー関連の展示が多く見られ、来場者は期間中2万2千人となった。会場内には市経済局と横浜企業経営支援財団による「横浜パビリオン」も設けられ、市内企業15社の新商品などが展示され注目された。4回にわけて出展企業を紹介する。第1回はアイウェーブ・ジャパン、インターマインド、エッチ・ディー・ラボ、きもと特急電子設計の4社。


■アイウェーブ・ジャパン.jpg
アイウェーブ・ジャパンは、インドに開発拠点のあるWiFi ソフトウェア及び組込ハードウェアのシステム開発会社。1999 年より、WiFi のドライバソフト開発、ハードウェア開発実績を積み重ねてきた。今回、無線LAN モジュールWYSAAVDX7-IW を中心に、WiFi ドライバ開発、WiFi Direct 対応、Micro AP 対応を進め、顧客への技術サポート並びに、組込開発プラットフォームの提供を開始する。開発に必要な、数個単位のオーダーから対応し、組込メーカーが必要とする、無線LAN モジュールに対する、ソフトハードソリューションを提供する。
また、i.MX50x QSBのサンプルを2011年11月より提供する。製品はVGAインターフェイスを持つ、廉価版と、7インチLCDタッチパネルインターフェイスを持つバージョンの2種類。量産は2012年1月より開始。
アイウェーブ・ジャパン㈱ http://www.iwavejapan.co.jp/



■インターマインド
インターマインドは信号処理を応用した計測器および電子機器を開発・設計する。アナログ・デジタル信号処理のH/W・S/W111126im.jpgに幅広く対応し、アナログ・デジタル回路、MPU/DSPソフトウェア、FPGAロジック、PCアプリケーション、システム設計および装置設計・製造なども行う。開発事例は、自社品の名刺サイズ350MHz浮動小数点TMS320C6727DSPボードに、シングルDSPによる高速な演算処理、マルチDSPによる分散演算処理、MPU他汎用インタフェイスとの接続を実装。従来の各種アナログ信号処理のデジタル化を実現できるようにした。
また複数の波形(周波数・位相・振幅)を同期制御することで種々の波形を生成する技術にも多くの実績がある。
このほか、各種信号処理装置、各種DSP/MPUボード、ディジタルフィルタ、インピーダンステスター、工具損傷探知装置、クロックシンセサイザ、任意波形可変位相同期発振器、衝突力検知装置、小型自動漏水検知S/W、紙幣識別S/W、太陽電池模擬電源S/W、音声回線制御ボード、デジタルロックインアンプ、土木用AE検知装置、オーディオミキサー、DJ機器、などにも実績をもつ。これらの数多くの開発実績から得た技術により、高精度・高速・高品質な物作りへの挑戦を続けている。
㈱インターマインド http://www.intermind.co.jp/




■エッチ・ディー・ラボ.jpg
エッチ・ディー・ラボは、RTL設計者の設計能力を判断するための試験サービス「ESA(Exam ofSkill Assessment)」を展示。ESAはSOC(システムLSI)設計業界初の設計技能試験として、SOC(システムLSI)設計者の「LSI設計スキル」を測定するサービス。ESAの結果は総合得点のみではなく、各カテゴリごとに得点率を算出するので、受験者のスキルを細かく測定することができる。イベント当日は、ESAの試験問題・解説集を無償で配布していた。なお、今年度のサービスはVerilog版とVHDL版を提供可能。またインフィニテグラ㈱の新製品も紹介。これはUSBカメラ(特にUSB VideoClass規格「UVC」)の開発に必須なソリューション。
Skypeなどビデオサービスが高画質化しつつあり、さらに3D対応などの高付加価値のビデオサービスも今後予想され、
これらビデオサービスを支えるUSBカメラの開発が求められている。会場では2011年6月に公開されたUSBカメラ向け規格に対応する世界初のWindows
DirectShowフィルタソフトウェアを紹介。また実機不要でAndroid端末に接続されたUSBカメラの挙動を確認できるUSBカメラの仮想化技術のDSFWareなどを展示した。
 ㈱エッチ・ディー・ラボ http://www.hdlab.co.jp/web/a040assessment/
 インフィニテグラ㈱ http://www.infinitegra.co.jp/


■きもと特急電子設計111126kimoto.jpg
きもと特急電子設計は無線を使って時間ロスを減らす電子機器を、オーダーメイドで試作・設計する。最近の実績は、動き回る従業員がシステムの異常にすぐ気づくための、無線の警報システムを開発。また多数の機器を制御するシステムで、配線工事をしなくて済むように、無線を使ったシステムも開発した。台数は1~50台と様々に対応できる。価格は設計費100万円くらいの案件を中心に、15万円で作れる簡易版も開発中。個人でやっているのでハードからソフト、サーバ、ネットワークにいたるまで即応できるのが特徴。組み込みシステムやソフトウェア開発を、最短1週間でおこなう。また、コストと納期は商談のその場で決断する。それも見切り発車ではなく、きちんと裏づけある決断をする。
きもと特急電子設計 http://business.pa-i.org/

 
< 前へ   次へ >

支援企業・団体

連載/コラム

広告主募集

 
ホーム  |  スタッフ募集
Copyright 2004-2007 横浜産業新聞 - 横浜における情報産業の情報発信「ハマビズ」 - All rights reserved.
横浜産業新聞に掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
著作権は横浜産業新聞またはその情報提供者に属します。