横浜産業新聞
larger smaller reset larger
Home arrow 連載/コラム arrow 皆で考える地球温暖化(2)-温室効果ガスと地球温暖化
皆で考える地球温暖化(2)-温室効果ガスと地球温暖化 プリント

皆さんご存知の通り、地球の陸や海、すなわち地表面は太陽から紫外線の形で送り込まれるエネルギーによって、暖められています。一方、暖められた地表面からも赤外線の形で宇宙へとエネルギーが放出されています。このように、太陽から送られてくるエネルギーと地球から放出されるエネルギーのバランスで地表面の温度は決まります。

従って、送り込まれるエネルギーが増加し、放出されるエネルギーが同じであれば地表面は暖かくなるのです。また、送り込まれるエネルギーが同じであっても、放出されるエネルギーが減少すれば、同様に地表面は暖かくなります。
このような原理に照らし、地球のエネルギーバランスを考えますと、もし、赤外線が全て宇宙に放射されてしまいますと、地球は零下18℃もの冷たい星になると言われております(図―1)。
     co2-2-1_copy.gif
                      図―1地球温暖化模式図   注)日射:紫外線   
                         出典:東京大学気候システム研究センター

しかし、実際には、赤外線の一部が地球を取り巻くガスに吸収され、吸収された赤外線は再び地表面に向かって放射され、地球を暖めているのです。
このように地球を包み込んで、宇宙へ放出されるエネルギーを減少させる働きは、ちょうど温室のビニールの役目をガスが果たしていることと受け止められ、地球を取り巻く水蒸気や二酸化炭素等の赤外線を吸収・放射する能力を持つ気体を温室効果ガスと呼んでいるのです。
このような温室効果ガスによって、地球表面が適度な温度である15℃に保たれる結果、我々は快適に暮らせているのです。従って、温室効果ガスは我々の生活にとってなくてはならない物質なのです。

しかし、温室効果ガスが増加すると、再度地球へと放射される赤外線の量も増え、地表面の温度が上昇し、温暖化は進むことになります。
従って、生命体にとって快適である現在の気温を維持するためには、これ以上温室効果ガスを増やさないことが大切なのです。

また、今話題の地球温暖化は太陽活動によるものではなく、人為起源の温室効果ガスの増加が原因であるとIPCCがほぼ断定していることから、この説を基に世界は動いています。

過去記事
・皆で考える地球温暖化(1)-連載にあたって

筆者プロフィル
東  勝(ひがし まさる)

co2-higashi_tckr.jpg環境・経営コンサルタント
VMCYハーバークラブ会員
1941年愛媛県大洲市生まれ
京都大学工学部卒業後
日本鉱業(現新日鉱ホールデイングス)(株)入社
(株)日鉱テクノサービス、日鉱金属(株)等を歴任
現在、環境伝道師を自認し、製造現場での豊富な経験を基に、
京都メカニズムのCDMプロジェクト審査・検証員
温室効果ガス排出量取引審査・検証員
環境ISOマネジメントシステムの構築支援・監査
環境リサイクル・非鉄金属事業の経営・技術支援及び
工業英語翻訳者
として活躍中
著書:「地球温暖化は科学を超える」(牧歌舎)
保有資格
・CDMプロジェクト審査・検証員
・環境ISOマネジメントシステム審査員補
・エネルギー管理士
・公害防止(大気・水質1種)管理者
・甲種危険物取扱主任者
・高圧ガス取扱主任者
・ボイラー技士
・衛生管理士
・工業英検2級(翻訳)



                 
 
< 前へ   次へ >
ユーザ名(E-Mail)
パスワード

自動ログイン
横浜産業新聞メールニュース
購読メールアドレス:
こちらに空メールを送っても登録できます。

支援企業・団体

連載/コラム

広告主募集

Advertisement
ホーム  |  横浜産業新聞について  |  スタッフ募集  |  広告のご案内  |  サイトマップ  |  お問い合せ
Copyright 2004-2007 横浜産業新聞 - 横浜における情報産業の情報発信「ハマビズ」 - All rights reserved.
横浜産業新聞に掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
著作権は横浜産業新聞またはその情報提供者に属します。