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目指せ!横浜ビジネスグランプリ(第10回)ーファイナル(最終選考日) プリント
2009/02/18 水曜日 22:35:28 JST
ファイナリスト7名で特許143件
独創性と社会貢献がビジネスプランに


■「10点以内」の僅差
横浜ビジネスグランプリ2009は2月15日(日)にファイナル(最終選考日)を迎え、応募総数321件のなかから50倍もの難関を勝ち抜いたファイナリスト7名たちが、思いおもいのビジネスプランを発表した。今年のグランプリは「得点差が10点以内の僅差で、いずれも入賞にふさわしい優れたプランが集まった」(審査員)という。
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見事グランプリに輝いたWeb合成音声配信システム(vds)の拡販事業を行う、㈱ナレッジクリエーションの新城直氏(横浜市)は「人に優しい社会づくりをキーワードにvdsを開発した。受賞を励みに皆で支えあっていく社会に貢献したい」と抱負を語った。
また、オーディエンス賞を受賞した学校配布型キャリア教育支援マガジンの編集・発行を行う㈱盤水社の中山貴之氏(金沢市)は「一番欲しかった賞をいただき、ビジネスに手応えを感じた」と感想を述べ、審査員特別賞の流水式小水力発電機を開発したシーベルインターナショナル㈱の海野裕二氏(東京都)は「売る側も買う側もウイン・ウインとなるビジネスをしたい」と喜びを噛みしめた。

■アジアの起業家たちも発表

海老根智仁審査委員長(㈱オプト代表取締役社長CEO)は2009年のビジネスグランプリについて、こう総括する。「ファイナリストが競い合ったビジネスプランには合計143件もの特許があり、非常に独創性があった。内容も電力からワクチンまで社会貢献性の高いものが多く、非常にアグレッシブでベンチャーマインドにあふれていた」。
審査員は海老根氏を含めた7人。アメリカからはWeb中継によりサンブリッジグループ ファウンダー、米国サンブリッジ・パートナーズ代表のアレン・マイナー氏も参加した。
また、今回は初めての試みとして海外の企業家によるエキシビションも行われた。バンコクからは留学生ブンクリン・チョンティチャさんが「タイ王国向けモバイル作成サイト」について発表し、中国人企業家のシン・エン氏は日本を紹介する中国語ポータルサイト「日本之窓」について地域密着型のビジネスプランを披露した。
グランプリの賞状を授与した中田宏市長は開港150周年であることを踏まえ「横浜は祖父母の代まで寒村だった。わずか150年の間に日本で最大の市に成長できたのは、横浜が海外文化の出入り口として、多くのビジネスを始めたことに理由がある」とし、常に何か新しものを発掘し、ビジネスに広げていくことが大切だと語った。そして、それは今の横浜市の大方針でもあるとも強調し、「こういう時代だからこそチャンスがある」とファイナリストたちを称えた。

■茶畑オーナー制度から遺体安置ビジネスまで

惜しくも入賞を逃したのは次に紹介する4人の企業家たち。
一日50円で世界中から京都に宇治茶の茶畑一坪が所有でき、年6回自分の茶畑で収穫しした茶が届く「茶畑オーナー制度」を展開する、お茶の通販・京都おぶぶ茶苑合同会社の櫻井大輔氏(京都市)。
デングウイルス感染症の早期診断ができ、POCTや疫学調査に適応した検査キットの開発・販売を計画する、バイオメディカル研究所の宮崎功氏(横浜市)。
横浜市に専門遺体安置場(遺体保存のエンバーミング施設付き)を設立し、遺族主導の葬儀を実現しようとする、フューネテル設立企画準備室の長井美佐子氏(横浜市)。
不動産売買を希望する人に信頼できる営業マンを紹介する、住まい探しの仲介サイト「ホームパートナーズ」を計画する、㈱ホームパートナーズの岩佐昌彦氏(横浜市)

横浜ビジネスグランプリ http://www.danzenyokohama.jp/ybg/top.html
横浜企業経営支援財団 http://www.idec.or.jp/

 
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