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技術者のビタミン・ニ週1冊「100年続く企業を創る」( Vol.52) プリント
2009/02/04 水曜日 12:03:15 JST
「ビジョナリー・カンパニー」(ジェームズ・C・コリンズ/日経BP出版センター)

わが社は、2013年にIPO化するという目標を掲げています。
私は、わが社をIPO化することが目的ではなく、100年続く企業を作りたいと考えています。
本書を読んで、100年続く企業の条件を分かるようになってきました。
1.100年経ってもなお、輝く経営理念を作ること
  わが社の経営理念は、「地球にちょっぴりいいことをする」こと、「御客様と夢を共創する」こと、「社員が共に成功する道を創る」ことです。
  この経営理念は100年経っても堅持したいと考えています。
2.経営理念に沿ってチャレンジ・成長・変化する仕組みを作ること
  これらの仕組みづくりをどうすればよいか、今、試行錯誤しています。
 
本書を読んで、感銘した言葉をいくつか紹介します。
・実際には、今回調べたビジョナリー・カンパニーのうち、
  素晴らしいアイデアや卓越した製品を出発点とする企業はほとんどない。
・ビル・ヒューレットとデーブ・パッカードの究極の作品は音響用オシロスコープでも電卓でもない。
  ヒューレット・パッカード社とHPウェアである。
・アメリカの建国者たちが力を注いだ問題はこうだった。
  「我々がこの世を去ったのちも、優れた大統領をずっと生み出すためにどんなプロセスを作ることができるのか、国の原則は何か、どんな国を築きたいか、どんな指針と仕組みをつくるべきか。」
・ビジョナリー・カンパニーの経営幹部は、短期的な業績と長期的な成功の二者択一が必要という考え方を受け入れない。
  何よりも長期的な成功を目指しながら、同時に、短期的な業績についても高い基準を掲げている。
・ビジョナリー・カンパニーになるための基本的な要素は極めて単純だ。
  昔ながらの厳しい自制、猛烈な仕事、将来のための絶えざる努力。
・ビジョナリー・カンパニーの真髄は、基本理念と進歩への意欲を、組織の隅々にまで、浸透させることにある。
 
終了のごあいさつ
本「ビタミン」の発行は2年間が経ち、本号は約束の最終号となります。
2年間、忍耐強くご愛読いただき、心より感謝を申し上げます。
今後、どんなテーマで発行していけばよいかを考えたいと思いますので、ご希望・ご意見などありましたら、気軽にお寄せください。

yan.jpg筆者プロフィール
 氏名: 楊 仲慶(ヤン ツォンチン)
 生年月日: 1962年6月1日
 出 身 地: 中国浙江省
略歴:
 1983年7月: 中国浙江大学電気工学部 卒業
 1990年9月: 東京工業大学電気電子工学科博士を取得
 1990年10月: 東洋電機製造(株)技術研究所入社
 1994年1月: 東洋電機製造(株)退社
 1993年7月: マイウェイ技研(株)設立
 1999年11月: 西安交通大学 特聘 教授

 
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